消臭の種類

ニオイについて

ニオイとは、「大気中に浮遊する分子量が300以下の主に有機物で、水及び脂質にある程度の溶解性がある物質」で、既存の有機物約200万種のうち1/5の約40万種にニオイがあるとされています。

40万種もあるニオイの中には、人が不快に感じる悪臭も数多く存在します。

そんな悪臭のにおいを消す「消臭の種類」を今回は紹介していきます。

化学的消臭法

悪臭成分を化学反応によってニオイのない成分に変えてしまう方法です。

その化学反応には、酸性とアルカリ性の中和反応や、ニオイ成分の反応性を利用したものなどがあります。

身近なものでは、お茶のポリフェノールや、重曹、クエン酸などが「化学的消臭」の効果を持っています。

物理的消臭法

吸着消臭ともいわれる消臭方式です。

臭いとは小さな物質です。その小さな物質を吸着させにおいを無くすという方法です。

身近な例では、「炭」。冷蔵庫の脱臭剤に良く使われる備長炭、活性炭などです。

いろいろな悪臭成分を取り込んで放さない作用を持っています。

感覚的消臭法

いい香りを使ってイヤなニオイを感じないようにする方法です。これには2つの方法があります。

1つ目は、「マスキング法」と呼ばれるもので、強い香りで悪臭を感じないようにする方法です。けれど、強い香りは人によって好き嫌いが分かれるため、次第に使われなくなっています。

2つ目は、「ペアリング消臭」と呼ばれるもので、現在の消臭芳香剤の主な技術として使われています。これは、悪臭をいい香りの一部分として取り込んで、さらにいい香りに変えてしまう方法です。悪臭を香りの一部にできる特別な香りを使用します。

生物的消臭法

不快な臭いの発生源は菌の繁殖によることが多いのです。例えば肉や魚を放置しておくと当然腐って臭くなります。これも菌が繁殖し老廃物を出すためです。

このため菌の発生を防げば臭い対策になるというのが生物的消臭です。簡単に言えば殺菌剤や臭い菌を別の菌で現象させるなどです。

 

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